お正月なんで振り返り記事を書こうかと思います。
実は1年超えて今は15ヶ月目に突入してます。
電気水道ガスや家賃の事とかフィリピン人の人間性とか金銭感覚とか時間の感覚とかルーズさとか色々ありますね
元々日本と同じ感覚で外国に住むとイライラさせられる事は山ほどあります。
住みたい街を決める
私はフィリピンの第三都心ダバオに決めたのですが、フィリピンは大きく分けてマニラ・セブ島・ダバオと言う3つの主要都市があります。
それぞれ目的に応じて住みたい場所も変わると思います。
例えば、女の子が好き!飲み屋がいっぱいあって欲しい、女遊びがしたい人はマニラ周辺、特にアンヘレスなどはフィリピン最大の売春の聖地とも言われている有名な場所です。
セブ島であれば、海がキレイな小島がいっぱいあります。サーフィンは内海なので波が低く難しいかも知れませんがスキューバやマリンスポーツをするには最適な場所です。
海が好きな人には近くにボラカイやボホール島、レイテ島など沢山綺麗な海があります。
え?ダバオ(ミンダナオ島)には何があるかって?
はい なーーーーーんにもありませんよ?
でも、何もないから逆に住むには快適ですし法律がちょっと厳しいですけど、治安は万全です。
万全と言ってもミンダナオ島のマラウィと言う地区では最近6ヶ月間もISIL(イスラム国)に占領され内戦状態にあり空爆が3ヶ月間も続いていた地域があります。
日本とはちょっと違った治安の意味では安心であり他のマニラとかセブよりはダントツで良い場所といえます。
何よりも観光地では無いので地元の人が素朴でぼったくりも滅多にありませんし、基本的に陽気で良い人達です。
ストリートチルドレンもマニラやセブ島に比べて格段に少ないですし、それなりに大きな商業施設やアミューズメントも揃ってます。
サマール島に行けばリゾートビーチも楽しむ事が出来ますから、別段、不憫に感じる所はありません。
ただ、やっぱりヒマですwww
暇と言っても海外ノマドで暮らしてネットで活動するなら丁度良い環境です。
話が少し脱線してしまいましたが、住みたいなと思える地域は人それぞれで特色も大きく変わります。
当然物価も土地によって微妙に違いますから、色んな場所を旅行として下見しておくことは非常に大切なことです。
私も、最初はマニラ、そしてダバオに合計4回旅行してダバオで住みたいと決めました。
ちなみに私の所感を各地域で記載しときます。
フィリピンの主要都市の所感
■ まずはマニラから (タガログ語が基本)
マニラはどこかゴミゴミしていて熱気ムンムンで活気はありますが、旅行者が非常に多くストリートチルドレンも多いです。
ストリートチルドレンは何が悪いかって外人と見るとイキナリ後ろからズボンのポケットに手を突っ込んで来て、財布やら小銭やらを奪って行きます。
ひったくりや強盗などは見たことも聞いたこともありませんから、その辺の心配は少ないと思います。
ただ夜中まで繁華街の喧騒は凄くてホテルに止まってると非常に朝からうるさく夜中までカラオケの音が響き渡るそんな印象でした。
しかし、遊び場には困らないでしょうし、女の子が好きだ!格安で沢山の女の子を抱きたい!お金なら少し余裕がある!と言う方には良いかも知れません。
そして、英語のレベルはさすが都心といった感じで発音が他の地域よりも綺麗で聞き取りやすかったのを記憶しています。
■ そしてセブ島 (ビサヤ語が基本)
セブ島はダバオに住んでから2度行きました。
セブ島には日本人街があるそうで日本人ばかりが住むマンションもあるようです。
ただし、そう言ったマンションは非常に高くて私達海外ノマド勢が目指す所では無いようです。
そして韓国人が凄く多くマニラ以上にストリートチルドレンが多いと感じた場所でもあります。
マニラより繁華街の規模は全然小さいのですが、路上で寝ているチルドレン達の数は圧倒的なように見えます。
確かに、ちょっと行けばすぐに海、どっちに走ってもすぐに海と言う環境はとても素晴らしいと思います。
が、ダバオと比べるとトライシクルがイチイチ交渉して来て高い値段を吹っかけて来るとか、タクシーに乗ってもいくらだったら行くけどどうする?と
タクシーも足元を見てきます。マニラも同じです。
さすが観光地だなと思えるレベルではありますが、ノマド勢としてはアイランドホッピングやスキューバダイビングをするのは大抵は外人向けのサービスなので日本でスキューバするよりは安いけど・・・と躊躇してしまうような金額です。例えばアイランドホッピング+スキューバダイビングで1回1人2万とかです。
■ ダバオ (ビサヤ語が基本)
ダバオ、私は前回の旅行でマニラを経験した後だったからか、このダバオはダバオに降り立った途端に、あーここは住みやすそうだなと感じた場所でもあります。
他の地域と比べたら全く違います。マニラやセブ島は渋滞もヒドイですがダバオはそこまでではありません。
遊ぶ場所KTVとかも少ないですけど一応ありますし、ちなみにBF(お持ち帰り)はマニラよりも高額ですから、女遊びをするには向いていない場所と言えるでしょう。
しかし、のほほんと暮らしたい人にはもってこいの場所でコレ以上の場所と言ったらサマールかな?と思いますが、不便過ぎると思ったのでサマールでの家探しは辞めました。
一応、私の家から歩いて5分でセブンイレブンはありますし3分歩けば、セントラルコンビニエンスもあります。24時間開いてます。
住むにはホント何も不便な事も無いので気に入ってます。遊びに行きたいなと思えば1時間飛行機に乗ればセブ島にいけますし1時間半飛行機に乗ればマニラにもいけます。
運賃もダバオ→セブ島で2000円程度、マニラ行きで2700円程度です。たまに遊びたいなと思う人はダバオが絶対オススメです。
フィリピンダバオでの家探し方
まずフィリピン(ダバオ)に住むと決めてから最初にしたのは家探しからでした。
先人(友達)が居たので私の場合は少しは楽だったと思いますがツテが無い人には本当に大変な作業になると思います。
海外ノマドで生活する為には生活拠点が必要になりますよね
格安のドミトリーで寝泊まりしながら転々とすると言うのも良いですがやっぱり普通に家を借りるよりは割高になりますよね
それに盗難も心配だし、作業したい時とか落ち着いて出来ないから外に出てカフェで仕事するみたいな事になるとやっぱり余計な出費がかさみます。
ちなみにダバオのドミトリー(バックパッカー向けの宿)だと1泊300円~800円程度です。
個室の場合もありますし、基本的にドーミテルとかドミトリーとか書かれてる場合は2段3段ベッドの宿泊と言う所が基本だと考えた方が良いです。
なので、海外ノマドでゆったり生活するにはどうしても家は外せない部分だと思います。
フィリピンの賃貸住宅事情
フィリピンでは基本的にネットとか賃貸不動産屋はありません。
ですから、フィリピンに住む友達が居れば一緒に家探しをして貰うとかトライシクルのドライバーと交渉して住みたい住宅街をグルグル回って貰って探すと言った所から始まります。
フィリピンのレンタルハウスは全てオーナーとの直接交渉となりますから、仲介費用は取られませんが大家さんも部屋探しに重要な要素となります。
- 優しい大家さんかどうか?
- 話が通じるか?
- 常識があるか?
と言った点が大事です。
フィリピンでの貸家の探し方は取り敢えず街を散策する事
これに尽きます。
街を歩き回って張り紙を見つけるのです。
フィリピンの友達が居るなら、友達が住んでるタウンで探すのが何かと便利だし楽ちんです。
「For Rent」「For Asume」と書いてある張り紙を見つけるわけです。
ワンルームアパートの場合もありますから、そう言うのを見つけてまずは電話します。
大抵は隣にオーナーが住んでる事が多いようですが中には隣の人が管理人(代理)だったりする事もあります。
家を見つけて電話してみると、隣の家からひょっこり顔を出してきたりして面白いです。
オーナーと都合を合わせて家の中を見せて貰って家賃などの条件を聞きます。
ここダバオでは大体5000ペソ(約12000円)程度からです。
Asume物件は危険がいっぱい For RentとFor Asumeの違い
非常に重要なチェックポイントです。
For Rentはみなさんおなじみの賃貸と言う事で大丈夫です。
しかし、For Asumeは賃貸として貸すけど、基本的には売却したいんだよと言う意志がある物件の事を指します。
この点が重要で、普通にAsumeの物件に住んでた友人が、ある日いきなりオーナーが客を連れて来て家財道具が置かれてる部屋の中を見せてねーと言ってきました。
「はいはい良いですよー」と家の中を知らない人に見せてると・・・・
「よし!買った!」なんて言われる事があります 笑
はい ご想像の通り、借り手が居て現状住んでる家でもオーナーは平気でその家を売却してしまうのです。
もちろん、そんな事、日本ではアリえない事ですが、フィリピンで日本の借地借家法なんて法律は通じませんから、新しいオーナーがそこに住むと言われれば出ていかなければなりません。
日本人の感覚からしたら「そんな あほな!」って感じですが、仕方ないのです。
ですから、最初に借りる時に最低でも◯年は住ませてね 売却しないでね!と書面を交わしたり約束しておく事が大切です。
そしてオーナーは大体の場合が個人オーナーが殆どなので賃貸契約書なんてものは存在しません。
出来れば簡単でも良いので英文の契約書を作成しておく事をオススメします。
うちの場合はオーナーさんが間違いだらけの日本語と英語の翻訳した契約書を作ってくれました。
それでなくても、家賃を払ったら毎回きちんと紙に受領書とサインをしてくれます。
最低限の受領書と品目は書いて貰ってサインも貰っておくべきでしょう。
家を見せて貰う時のチェックポイント
日本人の感覚で部屋を見ていてはダメです。
フィリピンの家は簡単に言うと昭和初期の家と同等だと考えて貰った方が良いです。
と言うのもすごく荒い作りの家が殆どです。
それこそコンドミニアムでも買わない限りはそう言う事だと思っていて間違いありません
場所に寄っては『蚊』が凄く多い家もあります。
まずチェックするべきポイントは以下の通りです。
- ドアの下に隙間が空いてるか?
- 天井の板に隙間があるか?
- 窓はアルミサッシか?
- 玄関の鍵はちゃんとあるか?
- 水はちゃんと常時使用可能か?
- 停電の頻度
- 壊れた場合の修繕費用はどっち持ちか
ざっとこれくらいはチェックしておくべきです。
基本的にダバオではクーラーなんて無くとも全然過ごせます。
日差しはアツイですがクーラーを使いたいぐらいアツイ日は1年を通しても2週間ぐらいです。
風が涼しいので全然そんな風に感じませんし、隙間が多いからか風通しも良いので、日本の夏のような蒸し暑さはありません。
あったとしても、スコールが降った後30分ぐらいだけです。
●ドアの下に隙間が空いてるか?
これは屋外にゴキブリが非常に多いのです。笑
ですから、ドアを締めて居ても夜中になると大きめのゴキブリが侵入してきます。
ある程度、その家に住みだすとゴキブリは激減してくれるんですが、隙間がある家ならば、コーキングやシーリングをして塞いでしまった方が良いです。
●天井の板に隙間があるか?
これは実際に私の友達が経験した話ですが、天井に隙間があると普通にそこから虫が出てきます。笑
友達の家では真ダニが天井から出て来て歩いてる姿を見た!と言っていました。
私はそれを聞いてフィリピンでの移住は断念しようかと思ったぐらい怖かったです。
真ダニは本当に危険ですから注意したい所です。
私の家は幸いそう言う部分をチェックしてコーキングで天井の隙間を埋めたので真ダニは一度も見てませんから安心してます。
窓はアルミサッシか?
窓がアルミサッシの家はダバオでは高級住宅ぐらいしかありません。
格安の家を探しているのなら、大抵は蛇腹の窓の家が殆どです。
出窓とかによくあるハンドルをくるくる回して開け閉めするような窓の事です。
アルミサッシだったら言う事はありませんが蛇腹の窓の場合はその表か裏面に網戸があるか?と言う部分はチェックしたい所ですね。
特に夜は我が良く入ってきますし蚊も入ってきますから、なければ取り付けてもOKですけど、最初にチェックしておくと余計な費用がかさまずに済みます。
玄関の鍵はちゃんとあるか?
ものすごい基本的な事なんですが、私の家は玄関の鍵がありません 笑
裏口の扉から出入りしています。
ホント賃貸の家を借りる上で凄く基本的な事ですがフィリピンではそれが出来てなくて当たり前だと思って下さい。
鍵が無くても普通に貸そうとしてきます。問題ない!と思ってるのでしょうけど、日本人からしたら大問題ですから、最初に聞いておく事をオススメします。
水はちゃんと常時使用可能か?
これも基本的な事なんですが、ダバオは水が止まるのです 笑
これは地域に寄って非常に差があるので一概には言えませんが私の家は2日に1度と言うペースでしか水が使えませんでした。
ですから、水が出る時間帯を把握して水をタンクに貯めておく必要があるんです。
水を貯めておかないと昼間シャワーも浴びれませんし洗い物も出来なくなりますしトイレも流せません。
飲水は大抵ボトルウォーターを注文して飲むことになりますから、飲水は気にしなくても大丈夫です。
ちなみに私の家では当初夜中3時から昼12時までしか水が出ませんでした。
停電の頻度
これも殆ど無いのですが、地域に寄っては非常に頻繁に起こります。
日本と比べて格段に停電が多いです。
ほんの1秒とか10分とか長くても1時間程度の停電ですが、PCを使って作業するには非常に困りますし死活問題となりますので目安程度で良いので聞いておくべきです。
デスクトップPCの場合は停電が起きるとPCにダメージを与えますし最悪はOSが壊れて起動しなくなってしまいますから安いUPS(無停電装置)を買っておくのがオススメです。
壊れた場合の修繕費用はどっち持ちか?
私の家では住み出した当初から激しい雨が降った日には壁から水が滲み出て来ていました。
キッチンだから問題無かったんですが、これが寝室とかだったら布団が濡れてしまって大問題となります。
私の家の場合は消耗劣化の場合は大家さんが直してくれる決まりになってますから無料で雨漏りを直してくれました。
最近では水道の蛇口が取れてしまってゲンナリしている所です 笑
まとめ
如何でしたでしょうか?
基本的に英語が出来なくてもGoogle翻訳などのアプリを使って家を契約する事は出来ます。
家主さんも貸したいわけですし、相手が日本人なら大喜びなんで、少々英語が出来なくても快く貸してくれます。
もしダバオに来るような事があればお声を掛けて頂けると少しは役に立てるかも知れません
フィリピンの家探しは本当に苦労しました
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