老後の安定した暮らしを求めてフィリピンを第2の故郷として求めている方もいらっしゃいます。
しかし、本当にフィリピンで良いのか?まさか移住に失敗するなんて考えられないと思っている人も多いのではないでしょうか?
フィリピンは医療費が高いけど、日本の保険証が使えるから安心とタカを括っていませんか?
日本の健康保険証は使えるが、フィリピンで一時全額払いした後に領収書やレシートを和訳して提出しなければ保険が使えた事にならないって事を知っていましたか?
本投稿はフィリピンで気を付けるべき保険の問題や病気や事故についてフィリピンに移住する為に知っておきたい知識を解説します。
極貧生活を余儀なくされるフィリピン移住失敗組とは?
フィリピン永住権は格安で200万円もあれば永住権を手にする事が出来ます。
日本の年金受給証明書があればフィリピン永住ビザを手にする事も可能です。
物価も安く気候も良く地震もめったに起きません、ダバオではセブ島より南に位置する島なので台風すら滅多にやってきません。
海も綺麗で女性も美人が多く沢山の外国人が移住地として選ぶ国ですが、フィリピンで移住する為に最低限の危険を予測出来る知識とその対処法を知らなければ、思わぬ大きな出費が発生し帰国すらままならい状況に陥ってしまう方も少なく無いのが現状なのです。
当たり前ですがフィリピンは外国です。
日本に居るのと同じ感覚で移住しようと考えているなら大間違いですし、自分に必要なフィリピンの法律やルールは最低限知っておくべきです。
参考URL: フィリピンで暮らしたい!でもお金が無い!
フィリピンでは医療費が高過ぎて移住失敗する人が続出?!
フィリピンでの医療費は全て前払いです。
私も移住当初はびっくりしましたが、前払いのレベルが全然違います。
開腹手術をしている最中にドクターが『あ!点滴無くなった、買ってきて』と言ってメモを渡されて付き添いの人間がメモを持って薬局に走って薬局でメモを見せて点滴を手術室に持って行くと言う流れなんてザラなんです。
それは大袈裟だろ?って思うかも知れませんが、これがフィリピンの医療事情ですし実話なんです。
私が出産に立ち会った際にも、ドクターが『あーこれ帝王切開だねぇ』と言ってレシートを渡して来て、これ持って会計行って清算して来て!と言われドクターは会計の清算が終わるまで手術をストップして待っています。
こんな事、日本であり得ますか?考えた事もない壮絶な展開ですよね?
でも、これがフィリピンの医療事情の現実なのです。
全ての費用を後払いにすると、フィリピン人はお会計の前に支払いが出来ずに逃げ出してしまう為に病院側もこうするより他無いのです。
参考記事:私が感じた移住の現実と想像のギャップ
入院費用は1泊2万円?!
フィリピンの医療はアメリカ人インターンが多く日本よりも高度な医療技術を持っています。
と書かれているようなサイトを見かけましたが、確かに高い医療技術を持っているドクターが在籍する病院もありますが、入院費用1泊2万円って支払えますか?
高度医療技術を持つ病院は間違いなくVIP向けの私立病院であり、年金で老後を平和に暮らそうと考えている方にとっては対象外の病院の話なのです。
しかし、事故や病気をしてしまったのなら、病院に掛かるしか他ありませんから、高額医療になりそうな場合は日本へ一時帰国するべきなのです。
上記の事を知らずに入院してしまった際には老後の為にと貯めて置いた貯金の大半が吹き飛んでしまうでしょう。
こうして海外移住先で思わぬ極貧生活を強いられる状況になる移住者が後を絶たないわけです。
フィリピン移住失敗の原因は病気とお金の問題だった!
もうお気付きの方も多いと思いますが、フィリピン移住に失敗してしまう人の特徴として、一番大きな原因は『病気や事故から始まるお金の問題』です。
いくら物価の安いフィリピンだからと言って、日本の生活のように快適な生活が送れるわけではありませんから、贅沢をし過ぎないように心掛ける事とバランスの良い食事に注意する事が必要です。
後、夜遊びが好きな人なら絶対気を付けて欲しいのは性病です。
フィリピンは夜遊びと言う裏の顔がありますから、可愛い女性と性病対策もしないでガンガン遊んでしまったら病気になるのは仕方の無い事です。
出来れば性病予防用に『抗生物質』を常備しておくとか、行為が終わった後にはコマメにシャワーを浴びて石鹸を使ってきっちり洗浄する事も必要です。
そして万が一の時の為には、医療保険や健康保険の事もしっかりと考慮しておくべきです。
信号の少ないフィリピンでは、いつ交通事故に合うか分かりませんし、日本で暮らすよりも交通事故の割合も多くなっている事に気付いて万が一の時の対処法を日頃からしっかりと考慮して置く必要があります。
保険の確認とは保証して貰える金額だけでなく、何にどれだけの保証をして貰えるか?と言う事はもちろんですが、イザと言う時に『どうやったら保険の申請が出来るのか?電話番号は?』と言う事も確認して置いて欲しいです。
参考記事: フィリピンで強盗やひったくり事故に遭った場合の対処方法
フィリピンで性病や病気になったらどうする?
フィリピンは夜遊び・女遊びとしても非常に有名な国です。写真はセブ島のマンゴーストリートの風景です。
2018年はクラーク空港を核都市化しようとドゥテルテ大統領が発表しマニラ空港の隣の空港にも関わらずクラーク周辺を核都市化しようと計画が進んでいます。
クラーク空港と言うと、フィリピン最大の女遊びのメッカ『アンヘレス』がある場所です。
アンヘレスはマニラ空港からバスで向かうと4時間ぐらい掛かってしまうくらいの距離ですが、クラーク空港からだと1時間も掛からず到着出来ます。
フィリピン美女も言っていましたが、フィリピンでは性病が深刻な問題化しています。
淋病やエイズ・梅毒と言った性病も蔓延している実態があります。
もし、性病に掛かってしまったらどうしますか?
もし、あなたがフィリピンで夜遊びをするのなら絶対にチェックしておいた方が良いでしょう。
参考: フィリピンで性病に掛かってしまった時の裏ワザ ※記事下部に移動します。
フィリピンで日本の健康保険が使える?!
フィリピンでは日本の保険証が使えると言う事で良く語られていますが、実際には前払いの立て替え払いで支払いを済ませた後で、レシートを和訳して日本へ帰国した際に保険の適用を申請しますから、手続きの煩雑さや、その場での支払いに関して何にも役に立っていないと言う事になります。
立て替え払いの7割の医療費が後から返ってくるとは言え、レシートの和訳や手続きはそう簡単ではありません。
万が一の時のクレジットカード付帯の保険は必須
留学保険と言う手もありますが、実は留学保険は海外移住者にとって不利になります。
厳密に言うと完全にマッチしていると言うわけでは無いからです。
留学保険は海外に留学して既定の部屋を与えられて暮らすと言う事に対しての保険になりますから、火災保険や備え付けの家具などにも保証が掛けられている分、保険に掛かる費用が高く余分なものまで料金に含まれていますから、移住組に対しては不向きな保険となり本当に欲しい保証が受けられないのが現状です。
フィリピン移住の際にオススメなカードはBooking.comのカードです。
年会費無料で最高2500万円の保証が付きます。
担保項目 | 保険金額 | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 合計 | 最高2,000万円 |
自動付帯分 | 300万円 | |
利用条件分 | 1,700万円 | |
傷害治療費用 (1事故の限度額) | 100万円 | |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) | 100万円 | |
賠償責任 (1事故の限度額) | 2,500万円 | |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) | 20万円 | |
救援者費用 (1年間の限度額) | 150万円 |
フィリピン移住にあたって1項目100万円の保証が付いていれば大抵の災難は免れるでしょう。
その他、Booking.comカードのメリットとして
レンタカー8%割引
ホテル予約5%割引(最大16%割引Booking.comでカード予約の場合)
キャッシュバック還元6%
宿泊料10%割引(Genius会員)
空港無料送迎(Genius会員)
が受けられます。
いざと言う時の為と、海外移住の為にクレジットカード1枚は必ず持っておきたいので、移住を考えている方はカードが作れる時に作って置く事をお忘れなく。
無料登録5分で完了Booking.comカード公式へ
※まだ間に合います。先着5万名に入れた場合には宿泊料10%オフや空港無料送迎のサービスが受けられるGenius会員にアップグレード出来ます。
フィリピン国内の保険Philhealthとは?
フィリピンで労働する権利があるビザを持っている場合はPhilhealthもオススメです。
ただし、観光ビザなどの労働が許可されていないビザの場合は加入出来ません。
年金で暮らすリタイヤメントビザの方は加入する事が可能です。
ピルヘル(Philhealth)は月250~300ペソ(約600円)で医療費の40%の負担を肩代わりしてくれる保険です。
支払いは日本の健康保険の倍の6割負担になりますがフィリピンの高い医療費を考えるとそれでも有難いですし、掛け金が非常に安いので断然お得です。
激的に安い秘密の病院Generikaとは
観光ビザのまま移住し続けたい人にとってはピルヘルにも加入できず日本の保険証(任意継続は可能)にも加入しないで生活するのは大変です。
クレジットカード付帯の保険でも良いのですが、一時的な自己負担は大きくなります。
まして性病を貰ってしまった場合はどうすれば良いのか?悩みますね。
さっさと病院に行けば良いのですが、病院は高いです。(1回の受診で6000円~2万円)程度掛ります。
フィリピン現地人の医療はどうしてるのか?
フィリピン現地の人はどうしているのでしょうか?
いくら医薬品事情が甘いフィリピンと言えども性病に効く抗生物質を貰うには処方箋が必要になります。また、薬局では薬品の管理が厳しいので処方箋なしで交渉して売って貰う事も出来ません。
現地のフィリピン人に質問した所、意外な抜け道を教えて貰いました。
フィリピンで病院を利用出来るのはピルヘル加入者か富裕層ぐらいのものです。
中流階級の人達にとって医療費は深刻な出費ダメージを受ける要因の一つです。
抜け道と言うのはズバリ『ジェネリカ』と言う薬局を利用する事です。
上記の写真ジェネリカでは週に3日のペースで1回3~4時間の間ドクターが待機する時間があります。
上記の時間帯にドクターの問診を受けて性病に効く抗生物質を処方して貰う事が出来るのです。
診察料や医療費も非常に安く病院に行く10分の1程度の価格で済みます。
ちなみに私の友人が淋病を貰った際にジェネリカを利用したのですが処方箋薬1週間分を処方して貰って診察料と合わせても500ペソ(1000円程度)でした。
フィリピン移住に失敗する人のまとめ
フィリピンは物価が安いから安心と甘く考えていると、どんどん窮地に陥り移住失敗と言う事になります。
特に年金でのリタイヤメント移住を考えている方は特に注意して欲しいのが、【もしもの時の対策】が必要だと思います。
リタイヤメント移住と言う事は年金が貰える年齢になっていると言う事ですから早い人で55歳~65歳だと思います。年齢と共に病気に掛かり易い頃ですから、入院した場合や介護が必要になった時の事をしっかりと想定しておかなければ大変な事になってしまうでしょう。
フィリピンでは入院した時に保険は効きませんから、必ずPHLHEALTH(ピルヘル)などの保険に入って置く事が必須です。
そしてもう一つは、先程紹介したBooking.comのクレジットカード付帯の保険なども良いでしょう。
障害時や事故した時など、保証が出るツテを得ておかなければイザと言う時にどうする事も出来なくなってしまいます。
そして長期入院する事になってしまった場合は、お金が無くても無理してでも日本へ帰国する事をオススメします。
フィリピンの病院では、都度支払が先になりますから、点滴ひとつ取っても先払いが出来ない場合は病院側もビジネスですから、点滴すらして貰えない事になります。
それならば、いっそお金の心配をしなくても良い日本の病院で入院した方が、病気から回復してお金の事を考えれば良いのですから、そっちの方がよっぽど良い選択となるでしょう。
フィリピンの若い女性と結婚した場合も注意が必要です。
フィリピン嫁は良くしてくれたとしても、その嫁の家族がガンになる場合があります。
フィリピン人は家族をとても大事にする風習のある国ですから、自分が犠牲になってでも家族を守ると言う気持ちの強い人達です。
フィリピン人が困る事の9割は【お金の問題】ですから、お金の事を言われてホイホイお金を出し続けていたのでは、あっと言う間に破産させられてしまうからです。
以上の事をしっかり考えて、もしもの時の為に保険を掛けて幸せにフィリピンライフを送って頂きたいと思います。
参考記事: フィリピンで仕事を探して海外移住したい方へ
参考記事: 海外に移住したい!でもお金が無い!
参考記事: フィリピンに移住する前に知っておきたい事まとめ
参考記事: 私のフィリピン移住物語
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